お疲れ様で~すのトミー爺です。
今回は金子みすゞさんの詩を歌い続ける、シンガーソングライター「ちひろ」さんの15周年記念コンサート at 渋谷 のレポートです。
歌詞、声、旋律、ピアノ演奏、、どれも聞いている人の心に染み渡ってくるようなコンサートだったので、トミー爺のコンサートレポートにもグッと気合が入ります。
金子みすゞさんの詩を歌い続けて15年。
シンガーソングライター「ちひろ」さんは山口県出身の歌手。
童謡詩人の金子みすゞさんの詩を歌い、そして自らのオリジナル曲を歌い、全国を精力的にコンサートや講演活動で飛び回っている方です。
トミー爺とも20数年来の音楽仲間です。
その彼女が15周年コンサートを東京渋谷の白寿ホールで開催するという事でかけ参じましたよ。
今回のトミー爺の役割は、ゲストで出演するピアニスト&音楽プロデューサーの「西本明」くん同行スタッフとしての参加です。
さあ、まずは会場準備から。
今日も朝9時だというのにすでに30度越えの猛暑日。
皆汗だくになり7Fにあるホールに機材を搬入。
1Fのロビーは結構オシャレですよね、、カフェのような雰囲気です。
7Fにエレベーターで上がるとホール入り口、明るいロビー、ホワイエですね…
この写真、正面奥に見える窓からは代々木公園の緑が鮮やかに見えました。それにしても外は暑そうだな…
さて、今日のコンサートの概要をチラシで、、
「天から降り注ぐ艶やかな歌声 あなたに届けたい愛のメッセージ」
いいキャッチコピーですね…
それでは本日のメイン、ちひろさんとゲストの西本くん紹介です。
シンガーソングライター「ちひろ」
まずはちひろさんとトミー爺の出会いから…
実はちひろさんと初めて会ったのが彼女が20歳くらいの時かな?彼女は上京されていて、音楽仲間の紹介でお会いしたのが最初、その時は作曲家としての出会いでした。
それから1年くらい彼女の曲を聞かせてもらったり、プレゼンしたり。なんと声優の「木村亜希子」さんや歌手、女優の「遠藤久美子」さんに楽曲を提供することが出来たんですよ。短期間で作曲家デビュー出来るってすごいメロディメーカーだな…なんて当時は思っていました。
その後、山口に帰られたと聞いたのですが連絡はお互いにとらずじまい。
10年以上もたったある日、ちひろさんから連絡が来て、今、東京に来ているという事で銀座に会いに行った記憶があります。
その時に初めて詩人の金子みすゞさんの詩に曲をつけて、歌手活動をしていると聞いてびっくりしました。
それからまた数年が経ち、縁あってアルバム「メッセージ」「Reborn」のレコーディング制作や、今回のシングル「愛のメッセージ」の制作を一緒に出来る事になったのです。
トミー爺とエンジニアの青野さん、通称「還暦ーズ」が山口に行って、彼女の歌を全曲レコーディング。その後は「還暦ーズ」が東京に戻ってミキシング。
出来上がった曲達を、ちひろさんや長尾社長に聞いてもらいトライ&エラーを繰り返しながら、一曲、一曲丁寧に仕上げていきました。
その時にピアノの西本くんや編曲家の小西さんなどにも参加してもらったのがきっかけで、今回のコンサートに至ったって感じです。
音楽プロデューサー、ピアニストの西本明
次に西本くんとの出会い。
西本くんとの出会いは、トミー爺が30歳くらいの時。新しく出来る音楽家マネージメント会社のスタッフとして入社。その時に初めて出合ったのが最初でした。その後、彼のマネージャーとして一緒にやる事に。
当時、彼は編曲家、プロデューサーになるために「佐野元春とハートランド」の活動をお休みして、編曲家の仕事オンリーでスタートしようとしていた時期。そんな彼と新米マネージャーとして活動を始めたトミー爺、お互いにフレッシュマンコンビ?でしたかねぇ、、笑い。二人とも若かったからフレッシュマンズです、、笑い
しかし世間知らずのトミー爺、西本くんの実績については全く予備知識がない、だめだめマネージャーでした。
ある日、彼と一緒に横浜スタジアムに佐野さんのコンサートを観に行きました。楽屋に挨拶をして、スタジアムでコンサートを見ていると、佐野さんがステージ上で
「この中にハートランドのメンバーの西本君が見に来てくれている」
観客「ウオー!!」、、
トミー爺「えッ、、すごい、、」
佐野さん 「西本くん、いつでも帰ってきて…。待っている」
というMCを聞いて「えっ?この人すごい人なのかも?」
なんて思ったくらいですから…笑い
それと尾崎豊さんの最後のツアーのバンマスとして参加してくれないか?という依頼が来たんですよ。そこで初めて西本くんが若い時に手掛けた「卒業」「17才の地図」「I love you」をツアーリハーサルで生演奏で初めて聞いて、「いい曲」って認識したくらいですからね、、、
馬鹿もん、というか、幸せもんですよね、本当に、、笑い。
でも尾崎さんのBirthツアー、横浜アリーナの初日は一生記憶に残るライブでした。バンドがオーバーチュアを演奏初める、尾崎くんが登場、「1.2.3.4.」と叫んだ瞬間にイントロがバーンと始まる。
観客の声はゴーッって感じで横浜アリーナが揺れる感じ、、あの瞬間、本当に全身が震えましたよ。
そんな感じで約10年強、マネージメントとしてコンビを組ませてもらいました。
話がそれてしまいましたが、ちひろさんと西本くん、二人がコンサートでどんな化学反応を起こすのか?、、楽しみですね。
さて、バックステージ訪問はまだまだ続きます。
8Fにある楽屋がこんな感じでした。
(ちなみにホールは7Fで専用エレベーターでの移動でした)
ちなみに西本くんの楽屋にはピアノがありました。
ピアニストにはばっちりな楽屋を用意してもらいましたよ。
さて、下の写真、まだ、PAさんのメインスピーカーはセッティングされていないけど、あと30分くらいでリハーサルスタート予定、、みんな急いで…
ホールはただ今、ピアノの調律中かな?
ピアノはスタインウェイのコンサートグランド、、ただ、上手袖にもう一台のスタインウェイがあり、多分、クラシック系とポップス、ジャズ系でピアノを使い分けているのかな?
リハが終わって西本くんから「このピアノ、まだ若く、弾きこなされていない為なのか?癖が無くてとっても弾きやすく良い音している」って言っていました。
当日聞きに来てくれた方なら実感してもらえると思いますが、本当に良い音していましたよね、、
舞台上手袖から客席をみるとこんな感じ、、客席後ろにPAさんや録音の青野さんが豆粒のように見えますね。
ハイ、、リハーサル準備も整ったよう。
それにしてもマイクスタンドの立て方、プロの仕事ですね、、本当にきれいにセッティングされています。
リハーサルって緊張します。
その都度、大小の改善点が出てきて、リハ途中でそれを一つ一つ改善し、演奏者、スタッフが安心して本番に向かえるところまで追い込まないといけないのがリハーサル。
今回も色々あったけどギリギリの時間まで全員で追い込んで行っていました。
本当にその追及の仕方がすごいんです。
なんせ、リハ終わり5分前に
「ピアノのマイク変えても良いですか?」
ですって、、5分前にですよ。
そしてマイクを変えて、西本くんに弾いてもらったとたん、トミー爺も「この音良い」、、スタッフ全員が「このマイクで行きましょう」と口々に…
本番に向けて全員が一つになった瞬間。
「さあ行くぞ!!」って本番に向けて勢いがついた瞬間でした。
本編に関してはまた後日レポートしますね。
イヤー、久しぶりのコンサートスタッフ。
コンサートって出演者、舞台、音響、照明、物販、誘導、ホールスタッフさん達が全員でお客さんをおもてなしする為に必死で働く姿を見れるのが好きです。
またやりたいな…